観賞魚が白点病・白カビによる病気になったときに使よく使われるメチレンブルー。
気づいたら薬浴中の飼育水が床について青色のシミがついてしまうこともあります。
ついてしまったシミは取れないのかとあきらめそうになってしまいますが、何とかシミがついていたことが分からない状態に戻すことができました。
そこで行った対処法についてここでご紹介したいと思います。
白カビが原因の病気にメチレンブルーを使ってみました
飼育しているドジョウが飛び出してしまい、飼育容器を分けて様子を見ていたところ、白いふわふわしたものが体につくようになりました。
調べてみると「白カビ病」という病気の可能性が分かり、ホームセンターで相談しメチレンブルーで薬浴を行うことにしました。
初めて使うので本当に効くのかどうか心配でしたが、メチレンブルーを入れたあともドジョウはおとなしくしつつも状態は安定していたので少しホッとしました。
そのまま様子を見ることにしました。
数日後、フローリング(床)に青色の飼育水がついているのを発見
メチレンブルーを入れて数日、ドジョウの様子を見るために飼育容器を見てみると床に青色の液体がポタポタと落ちているのを発見。
どうやら、エアレーションのしぶきが飼育容器の蓋についたことで蓋をつたって床にしずくが落ちていたようです。
メチレンブルーを入れた青色の飼育水が床についたことで床に5㎝幅の青色のシミがついてしまいました。
このとき、マンションを購入してまだ1か月経たない間だったので、とてもショックでした・・・。
床のシミの対処法にカルキ抜きを使う方法を見つけました
何とかメチレンブルーの青いシミをきれいにできないか、ネットでいろいろと調べてみました。
そこで出てきた方法が3つありました。
- ハイポアルコール(粒状のカルキ抜き)を使う方法
- マニキュア用の除光液を使う方法
- 光で自然に脱色させる方法
この中でもマニキュアの除光液は床の色がはげてしまうのでは・・・と心配だったので、カルキ抜き(粒状のは自宅になかったので液体タイプのもの)で試してみることにしました。
どの方法も床の素材によっては変色・変質してしまうことがあるので目立たないところで試して、問題なければ使ってみるなどご注意のうえ参考にしていただくことをおすすめします。
水質調整剤のカルキ抜きを青いシミのところにつけ、数時間した後ふき取ってみると、色が少し薄くなりました。
その後2回ほど同じようにシミのところにつける→1時間ほど置く→ふき取るを繰り返しました。

青色が分からなくなるほど元の状態に戻すことができました
カルキ抜きをシミのところにつけてしばらく置いてふき取るという作業を行った結果、青色のシミが分からなくなるほど薄くなり、ほぼ元の状態に戻すことができました。
マンションの床暖房対応のフローリングで試しましたが、青色のシミがついていなかったときと変わらない状態に戻すことができました。
床にシミをつけないために気を付けたいポイント
メチレンブルーは飼育水に色がつく薬浴剤なので、同じようなことが今後起こらないとも限りません。
特に使い始めたばかりで慣れない間に床にシミをつけてしまった、ということが起こりやすいので、床にシミをつけないためにこのようなポイントに気を付けると良いと思います。
- 大きめの飼育容器で蓋と飼育水の間に余裕を持たせる。
- 防水仕様のマットを敷く。
- ペットシーツを敷く。
- 床についたらすぐにふき取る。
飼育水が蓋を伝って床についてしまうことがあるので、エアレーションのしぶきが蓋につかないように大きめの飼育容器で薬浴すると蓋につきにくくなるので良いと思います。
また、万が一飼育容器の外についてしまっても防水仕様のマットやペットシーツなど防水性の高いマットを敷いておくと床についた場合もシミになるのを防ぐことができます。
ペットシーツなど破れやすい素材の防水シートを使う場合は破れているとそこから漏れてしまうので破れていないか確認してから使うようにしましょう。

まとめ
観賞魚の薬浴によく使われているメチレンブルーですが、飼育水が青く着色する特性があるので液体に触れる部分(飼育容器、エアーチューブなど)は青色に染まってしまうことが注意書きに記されています。
床も同様で床についてしまうと青いシミが残ってしまうので、使用する際はついてもシミがつかないような対策を取っておくと安心して使えます。
今回は体験談としてカルキ抜きを使った方法をご紹介しましたが、使用する場所の床材によっては色がはげてしまったり変質してしまう可能性があるので、目立たないところで試したうえで使用するなどご注意の上参考にしていただければと思います。