水槽に入れた水草カボンバが腐るのはなぜ?育成に必要な3つのポイント

めだか水槽の水草マツモ めだか飼育

せっかく買った水草がしばらくたつと元気がなくなって、水の中をフワフワとただよっている・・・水が少し濁ってきて水質も良くなさそう・・・と思った経験がある方も多いと思います。

メダカ飼育、金魚飼育を始めて約半年、初めはメダカ水槽に水草を入れてにぎやかにしたい!と張り切っていましたが、しばらくするとふにゃにゃと元気がなくなり、最後には黒っぽくなってしまいました。

なぜ黒くなって育たなかったのか、水草はこんなものなの?と思っていましたが、ホームセンターの観賞魚コーナーを行き来するうちにいろいろ知識がついてきました。
ここでは、水草の「カボンバ」がうまく成長するポイントについてご紹介していきたいと思います。

カボンバはどんな水草?

水槽のレイアウトに人気のカボンバ、アナカリス。
金魚のおつまみ草としてアナカリスより少しやわらかめのカボンバを入れている方も多いと思います。
私もカボンバを金魚水槽に入れて飼育しています。

カボンバ

分類:ハゴロモモ科
学名:Cabomba
別名:金魚藻

カボンバは緑色のものが主流ですが、カボンバの種類にはイエローカボンバやレッドカボンバといったものもあります。
しかし、イエローカボンバやレッドカボンバは育て方が難しいため緑色のカボンバが主流となっているようです。
カボンバは別名「金魚藻」と言われている通り、水槽に入れると金魚がパクパク食べるので、金魚のおつまみ草として入れている方も多いです。

カボンバはどこで購入できる?

ホームセンターのアクアリウムコーナー
アクアリウムショップ
ペットショップ
ネット通販

カボンバはペット用品を扱っているところやアクアリウムショップ、ネット通販でも取り扱っているので手軽に購入することができます。

カボンバの価格はどのくらい?

カボンバやアナカリスといった水草は大きさ、国産or輸入によって価格が変わるので、水槽の雰囲気に合わせて選ぶといいですね。
一般的には、3つで1000円前後で販売されていることが多いです。

水草が育つ条件3つのポイント

水草はただ水槽に入れるだけでは育ちません。
水槽に入れるだけで何もしないままだと、たちまち黒っぽくなり、成長しないままとけてしまったり腐ったようになることもあります。
では、水草を育てるにはどうしたらいいかというと、水草を育てる3つの要素を取り入れてあげると水草が成長できるようになります。

水草が育つ3要素

光(光合成)
二酸化炭素
水温

この3つがないと水草は成長しません。
二酸化炭素をもとに光合成で酸素を生成している水草は、光合成のための十分な光を必要とします。
水中の二酸化炭素を取り入れて光合成ができるようにLEDライトなどで十分な光を与えてあげることが大事です。
また、水草の育成には水温も大事な要素の1つで、水草は水温が低いと良く育ちますが水温が高いと成長を止めてしまい、放っておくと腐ってしまったり水質に影響を与えてしまうこともあります。
特に暖かい時期には水温の上がり過ぎに注意して、水草が腐るのを防ぐことが大事なポイントになります。

水草が育たない、腐る原因は3つが不足しているから

水草が育つために必要な3つを見てみると、ここで心当たりがあるポイントが出てくるかもしれません。
私自身もそうでしたが、

なぜ水槽にライティングをしているのか?
温度管理が必要なのか?

といったことを何となく不思議に思っていた面がありますが、ライティングは鑑賞のためだけでなく、水草の育成にも一役買っているんですね。

また、適切な温度を保つには温度管理が大切で、水温が高くなりすぎると水草がとけたり腐ってしまうこともあるので、予防策として温度管理が必要なことも分かりました。
水草が育つためには、育成に必要な3つのどれかが欠けてしまうとうまく育たないということなんですね。

メダカ、金魚のおつまみ草ならカボンバがおすすめ

水槽に良く入れられる「カボンバ」と「アナカリス」で迷う方も多いと思います。
メダカ、金魚にはカボンバもアナカリスも向いていますが、カボンバの方がやわらかく金魚も食べやすいので個人的にはカボンバを選んでいます。
見た目も松の木みたいで、金魚の水槽の中でもとてもいい雰囲気を出してくれています。
カボンバは枝が細かいので多少多めに入れてもなじみやすく、LEDライトの光が広がりやすいのでこういった点でもおすすめです。

また、産卵床としても役立つマツモというこちらの水草もおすすめです。

水槽に入れて光とエアーポンプで酸素を与えるとぐんぐん伸びてメダカの隠れ家になるので稚魚の育成にも役立ちます。

初心者の方でも育てやすい水草なのでぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

めだか水槽の水草マツモ

水草を育てるのに必要なライト

水草を育てるためには光合成に欠かせない光が必要です。
自然光が当たらない場所ではライトスタンドや水槽用のライトを設置してあげると水草が育ちやすくなります。

光の強さがポイント

水草が育つためには光が必要ですが、光の強さが十分でないとうまく育ちません。

水中に届く光は光の屈折度合いによって変わりますが、光の強さが十分でないと水草にうまく届かず成長に繋がらないことも。
設置する場合は、光が十分に水草に届くかどうかも見ておきましょう。

水槽、水草用のライトを使うと光の強さも十分なので簡単に設置できるのでおすすめです。

水槽用・水草、アクアプランツライト


ライトには水槽に取り付けるタイプのもの、スタンドタイプになっているものもあるので、取り付けたい場所に合わせて選ぶといいですね。
太鼓鉢のような丸型の水槽にはこのような設置しやすいスタンド型がおすすめです。

水草の育成に役立つ専用肥料

水草の育成には専用肥料も役立ちます。
使い方も簡単で、水槽設置時や水替え時に水10Lに対し5mlを入れるだけなので手軽に取り入れることができます。

ただし、淡水にしか使えないので海水で育てる観賞魚には向いていません。
ここは注意したいところですね。

まとめ

水草の育成には、
光(光合成)
二酸化炭素
水温
の3つの要素が必要で、水温が高くなりやすい時期には水草が傷みやすくなるので注意が必要なんですね。

また、水草の成長を促進するアイテムとして水草の肥料を入れてあげるのもいいですね。
カルキ抜きと同じ要領で水槽の設置時や水替え時に少量入れてあげるだけで水草の成長も促してくれるので、ぜひ活用したいアイテムです。
水草は魚たちにとっての隠れ場所にもなるので、水草の育成もぜひ注目していきたいですね。


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